全作詞作曲:マルティン・イバラ

①Algarrobo

Tr1:広角の音響に耳を奪われるオープニング・チューンには、アントニオ・ロウレイロが、ピアノとシンセ、ドラム、パーカッション、コーラスで参加。イントロのフォルクローレのアルペジオを歪にしたようなギターのサウンドは、中心人物マルティン・イバラの音。 曲中のピアノソロは、アントニオ・ロウレイロによるソロ。

②Cando 2

Tr2:「Cando 2」はタイトルから連想されるように、カンドンベに連結した楽曲。強力なパーカッション・アンサンブルが印象的。ウルグアイの伝統的リズム、カンドンベを演奏するための太鼓「タンボール」を演奏する若いユニット、「トリオ・カンドンベ」が参加。スペイシーなアルト・サックスのソロを披露するのは、アルゼンチンの才能、ラミーロ・フローレス。

③Para Vencer

Tr3:新感覚のテクノ・ポップとして聴いても楽しい。アルバムのデジタルリリースに先駆けて発表された本作からの1stシングル。ラフな印象のMUSIC VIDEOが制作されていて、それぞれの場所で、この曲を聴いて自由に踊るというものものだった。

④Hermano

Tr4:本作からの2ndシングル。配信の際に、アントニオ・ロウレイロの名前が、ナイール・ミラブラットと併記されており、アントニオ・ロウレイロに注目する音楽ファンにも注目された楽曲だった。ロウレイロが、ピアノ / シンセ / プログラミングを担当。アルバムで一番のスローチューン、終わって欲しくない夢のような曲。幸福感を感じる終わって欲しくない夢。タイトルの意は「兄弟」だが、ロウレイロは、マルティン・イバラのことを、「兄弟のような存在」だと話している。

⑤Grillo

Tr5:アルバムの中でも特に、素直なポップソングとして聴くことができる楽曲。陽気に跳ねるようなドラム・サウンドは、アントニオ・ロウレイロと、マルティン・イバラの兄のフアン・イバラの2人によるもの。

⑥En los verdes

Tr6:重低音のグルーヴが近づいてくるようなこの曲も、最も高い注意力で聴いて欲しい曲。楽曲のブレイクとなる中間の女性ヴォーカルの歌の後には、ジョアナ・ケイロスのクラリネット・ソロと、ニコラス・イバルブルが続き、作品は高みに向かっていく。

⑦Abriéndose camino

Tr7:前曲の高揚がこの曲の導入となる。楽曲は、複雑なアンサンブルのマトリックスで表情を目まぐるしく変えていく、圧倒される。曲のブレイクとなるパートでのロウレイロの掠れたヴォーカルも堪らない。

⑧Casa Rodante

Tr8:アルバムの最後を飾るのは、ウルグアイ音楽界を代表する鍵盤奏者、ウーゴ・ファトルーソとマルティン・イバラのデュオによる録音。ウーゴのキーボードと、マルティンのエフェクトの効いたエレキギターの掛け合い。浮遊感のあるサウンドは、エドゥアルド・マテオといったウルグアイ・ポップ / ロックのカリスマのサウンドにも通じる。